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凡庸な悪

生活クラブのスタート集会に参加した。

 

生活クラブ運動ってなに?を語った専務理事が最後に紹介したのがこの映画。

「関心領域」

 

予告が始まったときから気にはなっていたけれど、ちょっと怖くて観には行けないだろうなと思っていた。

 

アウシュビッツ収容所の隣で幸せに暮らす所長家族の話。

壁一枚隔てて、人の悲鳴や燃やす音が夜中も聞こえる中、一家は幸せに暮らしている。

 

”知ろうとしないわけでもなく、知らないふりをするのでもない。見たいものだけ見て、ほしいものをあたりまえのようにとる。ただ、自分たちの豊かな生活にしか興味がない「凡庸な悪」。”

 

これは突き刺さった。

観る前から突き刺さった。

 

でも、たしかに「世界を変える手段をわたしたちは持っている」。

自分ができることは必ず一つはある。