青山悟さんの「刺繡少年フォーエバー」展を観に行った。
いやはや想像以上に良かった。
お友だちにいただいたチケット。「刺繍なのね」なんて軽い気持ちで行ったら、なんとびっくり。アートです。本当にアートです。知らなかったの。ごめんなさい。
単に刺繍の技が、だけではなく、彼が工業用ミシンで制作する理由の一つが、ミシンが産業革命以前の手作業の職工から職を奪った大量生産のための道具であるからという。
青山さんは、ミシン刺繍によって資本主義、社会主義や労働問題をテーマにした作品を作る。
さまざまな社会問題をテーマに刺繍で立ち向かうとは。こうきたかと感じ入った。
アートは社会問題にもまっこうから立ち向かえる。
また「消えゆくもの」もテーマだという。
香木の香りを聞くときも、温泉に入るときも、常に「消えゆくもの」と意識していたけれど、刺繍アートでねぇ。。。
1Fではアーティストご本人がレトロなミシンを動かして作品を作っていた。まったく楽な仕事ではないし、きっと目も腰もやられること間違いない。
だけどどうか、末永く作り続けてほしいと心から願った。