何度も言うけれど乗り鉄だ。
もう庶民が乗れる夜行列車もなくなってしまった中、サンライズ出雲は最高だ。
夜の22時15分に横浜を出る。ありがちだけど、気持ちは銀河鉄道の夜。いや777かな。
灯りのついた通勤電車とすれ違う。みんな疲れた顔で乗っているのに、こちらは既にパジャマに着替え(これがまた質の良いコットンのパジャマ)、ビールを片手にのんびりとくつろいでいる。
熱海からはアナウンスもなくなる。がたんがたんと電車が走る音だけが聞こえる静かな静かな夜。
目が覚めると岡山のアナウンスが流れる。
高梁川を眺めながら、朝食用のサンドウィッチを食べる。
なんと贅沢。
電車に揺られながら、人の縁というのはすごいなと考える。
夜の横浜駅で、目の前を一緒にセミナーを受けた人がすーっと通り過ぎる。
サンライズに乗ろうとホームに立つと、師匠の一人がご夫婦でやってくる。お互いにびっくり。
しかも行き先も一緒。号車も一緒。ひとつ先のお隣の部屋とのこと。なんとまあ、ご縁のある人とは、こんな偶然があるんだわ。
人の縁がつながって、道がつながる。
人生の旅はまだまだ続く。