2008年に会社を卒業して独立した。一年がんばったら、全身にアトピーが噴き出した。
元々持っている体質だったから、病院にお世話になりながら、それでも顔には出ず(出さず)に付き合ってきた。
ある日、研修しながら鼻血が出始めたとき、これはまずいと確信した。
そこから病院を転々とし、食べ物を変え、自然なお手当もしてみたけれど、どうにもならない。
紹介されるありとあらゆる健康食品も試してみたけれど、焼け石に水。
実家に帰って入院するかという話まで出てきたところで、ようやくGOD HANDと言われる鍼の先生に出会って落ち着いたけれど、打ち続けないとまた噴き出す。まるで自分がカフカの「変身」の主人公かと思う程。辛くて、泣きながら仕事した。
ああ、自然療法の東城百合子さんが言っていたように、これが「病は天からの手紙」だなと。きっと自分の生き方、考え方が間違っていたに違いないと思った。
今思えば、更年期症状に独立が重なり、出張続きで疲れていたんだろうなと理解できるけれど、当時はまじめに悩んだ。
生き方、考え方が間違っていたのなら、一度自分を見つめ直そうと、自分自身の洗い出しを始めた。